アルザスワイン♪

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ワインラヴァーの皆様こんにちは。今週もまるひろワインブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

皆様、お花見はされましたか?
このブログがアップされる頃には、桜が散り始めているでしょう。私は、残念ながら今年はお花見は出来ませんでした。しかし、すっかり気温も上がり、春の装いを通り越して夏日になる今日この頃。そういった日には、冷えた白ワインが飲みたくなる時期になりましたね。

そこで、今回のワインブログは、そういう時に飲みたくなる美味しい白ワイン【アルザスワイン】の魅力をご紹介させていただきます。【アルザスワイン】とはあまり耳にしない方も多いかと思いますので、少しアルザスワインのことをご説明させていただきます。

アルザス地方は、フランスの北東部に位置し、ライン川を挟んでドイツとの国境に接するので、その文化にはドイツの影響が色濃く残っています。そのため、ブドウ品種やワインボトルの形状などドイツワインとの共通点が多くあり、フランスワインのなかでもアルザス独自のスタイルをもって数多くの素晴らしいワインを生み出してきました。

アルザスで優れたワインを生み出す理由は気候と土壌にあります。
この地域のブドウ畑は、北から南に110kmにわたって広がっており、さまざまな地層の亀裂が生じた多様な土壌(石灰岩、花崗岩、砂、砂岩など)が形成されています。アルザス地方の西にそびえるヴォージュ山脈が西から流れてくる雲を塞ぎ止めるため、年間雨量が極めて少なく、日射量が多い土地柄。また、標高が高いことから寒暖の差が激しく、ブドウの成長はフランスの他の産地と比べて遅めで晩熟であることも特徴です。
総じて、豊富な日照量がもたらすアルコール濃度が高く凝縮感のあるワインが造られます。

アルザスのワインの歴史ですが、AOC制定は遅く、1962年にAOCアルザス、1975年にAOCアルザス・グラン・クリュ、1976年にAOCクレマン・ダルザスと続いて認定されました。
アルザス・グラン・クリュは特に優れたブドウを生み出す「リュー・ディ」と呼ばれる51の小区画で栽培される高貴4品種(リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ)にのみ認められ、手摘みで収穫することなど厳しい規定があります。生産されるワインの9割以上が白ワインです。基本的には単一品種で醸造され、ボトルに品種名を記載することが特徴で、多くのワインがドイツワイン同様の緑色で細長い「フルート」タイプのボトルに瓶詰されます。

では、今週のワインをご紹介していきます。
まずは、1本目
シュタインクロッツ リースリング グラン・クリュ
(750ml・1本)税込3,456円

強く鉱物的なニュアンスとリンゴの蜜のような複雑で深みのある香り。骨格と凝縮感のある味わい。グリルしたエビや鮑のバターソテーなど食感のしっかりした旨味ある料理と相性が良いです。

【ブドウ品種:リースリング】
ドイツ発祥のライン川周辺を代表する品種です。アルザスで最も広く栽培される主要品種となります冷涼な気候と水はけの良い土壌を好み、ドイツでは甘口に仕上げられることも多い品種。熟成に耐えるしなやかな酸味とミネラル感、白い花に例えられるエレガントな香りが特徴。

次に、2本目
シュタインクロッツ ゲヴュルツトラミネール グラン・クリュ
(750ml・1本)税込3,780円

蜂蜜やコンポートにした桃、ライチ、バラ、スパイスのようなアロマティックで力強い香り。ほんのり甘さがあり、豊かで芳醇な味わい。鶏のクリームソース煮や桃の軽いコンポートなどとも合います。

【ブドウ品種:ゲヴュルツトラミネール】
ライチやバラを思わせるエキゾチックで華やかな香りが特徴的な品種です。「ゲヴュルツ」はドイツ語で「スパイス」という意味でその名の通り独特のスパイシーさがあり、クローブやコショウのニュアンスがその力強い香りをさらに複雑なものにしています。白ブドウですが、果皮が赤いことが影響して、黄金がかったやや強めの色調を持ち、味わいにもコクがあり厚みのあるワインとなります。

最後の、3本目
シュタインクロッツ ピノ・グリ グラン・クリュ
(750ml・1本)税込3,780円

スモーキーでマッシュルームの様なニュアンスにアプリコットの香り。少し味わいに厚みがあるので、豚のリエットや筑前煮などコクや旨味のある料理とよく合います。

【ブドウ品種:ピノ・グリ】
フランス語で「グリ」は「灰色」という意味でピノ・ノワールから派生した、ややピンクがかった灰色の果皮を持つ白ブドウです。香りは控えめですが、ややスモーキーなニュアンスを含み、酸味と丸みのバランスがよく、コクのある料理との相性が抜群です。

私が2016年にフランスへ買付出張に行った際に【アルザスワイン】を久しぶりに飲んだのですが、【アルザスワイン】の美味しさに感動すら覚えました。ワイン単体でも良し、お料理と一緒にでも良しとまだ【アルザスワイン】を召し上がったことのない方へぜひオススメしたいという気持ちから今回のワインブログを書かせていただきました。一度は、【アルザスワイン】を味わってくださいね。

今週はこのあたりとさせていただきます。最後までお付き合いいただきありがとうございました。