3月30日 VOL 147
バイヤーに着任して1ヶ月が過ぎまして、だいぶ疲れが溜まってきている今日この頃。こんにちは担当Mです。
しかし、そんなこと言ってられません!
締め切りは守ります。さあ!今週もがんばってブログります。
今回ご紹介させていただくワインは、イタリア最高峰生産者
『アルド・コンテルノ』
のバローロ 新ヴィンテージ2011年が入荷致しましたので、ご案内させていただきます。
『アルド・コンテルノ』については、前任Kも触れたことがあるかもしれませんが、今回は、おさらいと入荷案内も兼ねて書かせていただきます。
『アルド・コンテルノ』は、バローロの代表的な生産者です。ピエモンテの伝統的なスタイルを大切に受け継いできた『故アルド・コンテルノ』は1969年、バローロ生産の中心地であるモンフォルテ・ダルバという村の【ブッシア】でワイナリーを始めました。
彼は、18世紀以来の歴史を誇る『ジャコモ・コンテルノ』の5代目ですが、後継ぎとなったのは、兄の『ジョヴァンニ』で、『アルド』は、独立して自らのワイナリーを設立しました。彼のつくり出すバローロは、非常に熟成能力が高く、その出来栄えは本家『ジャコモ』を凌ぎ、国内外で確固たる地位と人気を得るに至っています。
『アルド・コンテルノ』は2012年5月に81歳でこの世を去りました。現在は、3人の息子が中心となって運営しています。効率的な耕作技術、ブドウ果汁発酵のコントロール、伝統的熟成システムのコンビネーションが高品位で偉大なワインを産出しています。
生産者の歴史はこのくらいとして本題のワインのお話に入ります。
バローロ・ブッシア2011
(イタリア・ピエモンテ)
◆750ml・1本 12,960円
◆ブドウ品種:ネッビオーロ
◆樹齢:20年以上
◆醸造:ステンレスタンクで15日間アルコール発酵、発酵時の温度は最高でも32℃。そのまま4~5ヶ月間
ステンレスタンクで熟成させた後、伝統的なスラヴォアニアン産オークの大樽で26ヶ月間熟成させる。
2011年の『アルド・コンテルノ』バローロ・ブッシアは感動を覚える出来栄えです。2011ヴィンテージの温暖な気候を思わせる壮大なハーモニーと洗練された味わい。徹底したエレガンスと清らかな艶を持つ芳香、はっきりとした焦点を携えていることによってそれぞれの特徴が独立し際立っている。タンニンは、極めて上品かつ滑らかで光沢がある。ネッビオーロの醸し出す上品でエレガントなきめ細やかな味わいにおいて非常に優れたワインです。
“まるでブドウの一粒一粒を虫眼鏡で見ているのに一つの欠陥も見つからないようなワイン“
と大袈裟に言われていますが、本当にその通りのワインに仕上がっております。
尚、2012年は、ブドウの出来が悪いため『アルド・コンテルノ』は、バローロの生産を行いませんでした。なので、2012ヴィンテージのバローロは存在しないため、次のヴィンテージは、2013年となります。
だからこそ是非とも2011年ヴィンテージを味わっていただきたい!のです。ただし、価格が価格だけに記念日や特別な日に召し上がっていただきたいワインです。牛スジの煮込み、レンズ豆の煮込み料理と合わせるのが良いでしょう。
最後に、ロバートパーカーによる評価を書きたいと思います。
2011ヴィンテージ パーカーポイント94点
“高温な2011ヴィンテージにおいて、ブッシアのブドウ畑は、同じ原産地のどのクリュよりも、一貫して良いパフォーマンスを見せている。全体的に標高の高い土地で栽培され、主に南向きのため日射量の高さ、こういった要素も大いに貢献し、2011年のブドウの出来は、非常に素晴らしいものとなった。この年夏の最も暑い時期においても、標高の高さによりブドウが冷涼な温度に保たれたことも一因。2011ヴィンテージのバローロをコレクションに加えようと考えているコレクターは、ここから始めるべきだ。“
非常に高い得点・評価をたたき出したバローロ!ワイン好きな方は是非コレクションの1本に!!加えることをおすすめいたします。
今週は、このあたりで失礼いたします。最後までお付き合い下さいましてありがとうございました。