シードルとポワール

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ワインラヴァーの皆様こんにちは。
今週もまるひろワインブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。

皆様、熱中症には気をつけてください。
猛暑続きで毎日身体がだるい、そこで、こんな時に飲みたいいつもとは違った爽快なワインをご紹介させていただきます。

アルコール度数5%で後味すっきりと飲みやすい「りんご」と「洋梨」のスパークリングワインです。
(フランス)ル・ロワイエ・シードル フェルミエール・ブリュット
750ml・1本 1,944円

辛口のシードル。フェルミエールとは、自家栽培のリンゴで、栽培者自らシードルを醸造する生産者のこと。シャンパーニュ風にいうなら「RM(レコルタン・マニピュラン)」にあたります。料理と合わせるなら、クレープ、ホットケーキ、鶏肉料理、デザート各種と良く合います。

(フランス)ル・ロワイエ・ポワール
750ml・1本 1,944円
洋梨のシードル。なんと樹齢100年以上の洋梨の樹から収穫した果実を使用しています。
丁寧に手入れされた洋梨の樹は300年生きることもあるとのことで、それに比べれば樹齢はまだ若いのかもしれませんが、素晴らしい凝縮感を感じます。洋梨らしい華やかで甘い香り。やや甘めですが、全体的にドライな仕上がりです。フルートグラス・チューリップグラスとグラスを変えることで、前菜からデザートまで対応できます。

完成度の高い味わいもさることながらお薦めの理由は、もうひとつあります。自家栽培のりんご・洋梨で自らシードルを醸造するこだわりの生産者であるからです。

ドメーヌ・ド・デュレティエールは、AOCカルヴァドス・ドムフロンテに居を構える、1975年に設立された生産者です。
AOCカルヴァドス・ドムフロンテは、「特筆すべき高品質」なポモー・ド・ノルマンディー(=リンゴのリキュール)が造られる場所として知られています。デュレティエールもまた、リンゴや洋梨のリキュール生産者として名を知られています。

デュレティエールのポリシーは、「自然環境をそのままに、高品質な商品を生産していくこと。」です。
デュレティエールが所有しているリンゴの果樹園は15ha、洋梨の果樹園は6ha。果実の収穫後、すぐに果実を選別、果汁を絞ることができるように、ドメーヌを囲むようにして広がっています。フレッシュな状態で果実を絞ることで、より高い品質を保つことができるのです。

リンゴの品種は甘い「ドゥー・ヴェレ・ド・カルージュ」「ドゥー・モエン」のほか「プティ・ジョーヌ」など。ほろ苦い品種、酸味のある品種もあり、複数の品種をブレンドすることで、味に複雑さと深みを出しています。一方の洋梨は、樹齢100年を超えており、深い味わいを楽しむことができます。樹木は花崗岩土壌に植えられ、芳醇な小さい果実が結実します。果実は収穫された後、ドメーヌ内で洗浄・破砕され、醸造は50hlのオーク樽で行います。

彼らの造るシードルは、「シードル・フェルミエール」と呼ばれています。これは自家栽培のリンゴで、栽培者自らシードルを醸造する生産者のこと。シャンパーニュ風にいうなら「RM(レコルタン・マニピュラン)」にあたります。限られたドメーヌでしか管理できない生産方法で、こだわりのある小規模な生産者であることが伺えます。

今週は、2本のシードルをご紹介させていただきました。アメリカでは、現在、シードルが大ブームとなっています。日本では、あまり馴染みがありませんが、実際に少しずつブームになりつつあります。

アルコール度数が低く、酸味と甘みのバランス、果実の凝縮感、爽やかな後味で暑い暑いこの時期にも楽しめる1本だと思います。ぜひ、一度ご賞味くださいませ。

では、今週はこのあたりとさせていただきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。