埼玉県小川町のワイン!!

ワインラヴァーの皆様こんにちは。今週もまるひろワインブログにお立ち寄り頂きありがとうございます。

丸広百貨店全店で本日よりお中元ギフトセンターが開設されました(上尾店は9日から)。

『夏の贈り物 2016 まるひろのお中元』カタログは、お手元に届きましたか?お手元にない方は、店頭にて配布しておりますし、丸広百貨店のホームページでもご覧になれますのでよろしければ、お立ち寄りください。

さて、就任後の1年はいろいろ初仕事になります。今回、私もお酒のバイヤーとしてお中元ギフトカタログの酒ページを担当しております。暑い夏は、ビールギフトが一番の売筋ですが(確かに私ももらうと嬉しい!!です)、そこはワインブログ、カタログ掲載品の中から一番おすすめしたいワインをご紹介しましょう!。

 

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カタログ2ページ『彩の国』ふるさと自慢 に掲載の

〈武蔵ワイナリー〉小川小公子2015  750ml 税込4,320円

「有機の里」ともいわれる、埼玉県小川町産【小公子ブドウ】を100%使用。

未承認ではありますが、JAS有機でも認められているボルドー液という農薬すら使用せずに、完全無農薬無化学肥料栽培を実践しております。

ブドウ以外、酵母・亜硫酸塩(酸化防止剤)・おり引き剤など一切添加せずに造った自然派の日本ワインです。

 

 

 

 

 

 

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このワインを手掛けている生産者が、福島 有造 様 です。

小川町には「小川町有機農業生産グループ」があり、所属する40件以上もの有機農家が当たり前のように農薬や化学肥料を使わずに農作物を栽培しています。福島様もその中の1人です。

2年間の農業研修を経て(この間にブドウ栽培を開始)農家になったのは、2013年。会社設立は、2015年と歴史はとても短いですが、完全無農薬・無化学肥料のブドウ栽培に成功したことは本当に凄いことだと思います。

福島さんのお話では、

「JAS有機でも使用が認められているボルドー液すら使わない完全無農薬でのブドウ栽培に成功したのは、小公子という偉大な品種にめぐり会ったことに加え、私も同グループの一員であることが成功の大きな要因です。」

更に

「周りにたくさんの有機農家がいて、農薬を使わないことが当たり前の環境だからこそ、ブドウを完全無農薬で栽培できると信じることが出来、そして成功したのでしょう。」

なるほど。

「ワインは、テロワールという“生育環境”を意味する言葉で語られ、それを表現することを重要視しました。私はこのワインに小川町のテロワールを十分に表現することが出来たと思います。このワインは、有機認証を受けていませんので、それを記載することは出来ません。しかし、有機認証を受けたワインよりももっと正直につくり上げたという自負があります。」

完全にしびれますね。福島さんのお話には、農業・ブドウ栽培におけるこだわり、愛情を強く感じます。

実は福島さん、小川町の「武蔵鶴酒造」で2010年より日本酒造りに関わり、2015年からは杜氏として地酒造りに携わっている酒造りのプロ!!でございます。

ワインのファーストヴィンテージは、2013年。
最初の年は、186本のワイン。
翌2014年は、123本に減り、
今回のヴィンテージ2015年は、収穫量も増え1,000本近くを製造できました。
それでも少ないこの本数の中から丸広百貨店のために分けていただいたのは

・・・100本のみ。

このワインのラベルには、【ユネスコ無形文化遺産】に登録された小川和紙(細川紙)が使用されており、名水の里として知られる【小川】をモチーフにしたデザインが特徴的です。そこにミツバチをイメージした図柄を配したのは、ネオニコチノイド系農薬によりミツバチが危機的な状況にあり、危険な農薬を使用しないことの意義がこのラベルにも込められているからです。

最後に【小公子ブドウ】についてですが、山ブドウ研究家である澤登晴雄氏が開発した
中国・ヒマラヤ・日本産の山ブドウを掛け合わせて作られた交配品種。ワインの味わいは、
山ブドウの血統を感じさせるほど良い酸味と豊かな果実味、野性味ある深い味わいが特徴です。

私ども丸広百貨店は【彩の国の百貨店】として埼玉県のこだわり・愛情が詰まった素晴らしい商品を多くの方にお届けすることを使命と感じ、日々精進しております。

今年のお中元に、大切な方への贈り物として、こちらのワインを候補に入れてみてはいかがでしょうか?もちろん、ご自分用にお買い求めいただくことも可能です!

では今回はこのあたりで失礼いたします。最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。